以前から気になっていた協生農法を見てきました!
協生農法って何?っていう方はこちらへ
そこで実際にこの目で見て思った第一印象をざっと挙げて解説を入れたいと思います。
- 普段食べてる野菜がいかにデブな野菜なのかわかった。
- 炒めもんにするとうんめえ!
- これは絶対ハマる人が出てくる。
- 野菜の葉が分厚く丈夫なので虫に食われない
- 普段の野菜がいかに肥料をあげるのに適しているのかがわかった
- 虫食いが少ない
- 野菜の葉が外側のものは黄色くなってるものが多かった
- 普段栽培されている野菜がいかに大事にしないと生き抜けない野菜なのかが分かった
- だったら、普段の野菜は農薬とかに適応して進化してきたということ
- もっと原始的な野生の野菜を協生農法でやるべきなのかもね。伝統野菜とか。
- 水菜もそのまま食べると普通に売ってるのと比べると丈夫で(繊維質になって硬いわけではない)歯ごたえのある野菜って感じ。炒めるとうまい。
- 大根なんかは分かりやすかったけど一度食べたらなんだこれっていうほど水っぽくないというか。中身が詰まってるっていうか。
- 多分私が行ったときは冬だからちょっと少なかったのかな?夏にもう一度見てみないと。
- 育て方によってこんなにも野菜が違うんだってこと。まるで違う品種の野菜みたいだ。(遺伝子発現調節の役割)
という感じです。
協生農園の発案者である伊勢農園のムーさんに会う前に実は富士山の麓にある協生農法を始めたばかりの果樹園にも行ってきたんだが、その時に思ったこと
- 協生農法マニュアルをみてはいたが、ただ放置しておくという印象が強すぎたので、何もしないでただ放置するだけだと思っていたが、
「草がボーボー生えてる中に、苗まで育った野菜を植える。」
の状態をみたとき、ちゃんと自然の中に人口的に手を加えているっていう点では農業だ!って思った。 - そのほかに手を加えていたことといえば、
林床に少しの日差しが差し込むように必要最低限枝を剪定する。
雑草の高さが苗より高くなったら切るっていうこともしている。
つまりどんな時に手を加えるのかっていうと、その環境に生きる動植物の多様性をあげるとき。
今までの農業は雑草を排除したり、昆虫を排除したり、その環境の多様性を下げるという意味で人の手は加えられてきた。
でも、協生農法は多様性をあげるために人の手を加える。
ここが最大の魅力だし、私はこの考えがめちゃくちゃ好きだ。
でも今まで習ったことのない全く新しいことなのでどうしたら最低限しか手を加えず多様性をあげることができるのかもっと知りたい。これからはずっとその視点で生きていこう。
でもこの発案者である野人さんはとてもクセのある人だ。
(野人さんのブログで私たちが来た回)
何より野人さんと話すには野人さんの言葉でないと取り合ってもらえないから、ブログで少し勉強しなきゃな。
一般的な日本語で彼と話そうとしても取り合ってくれない。
考えてることは最高だけど言葉が独自すぎる。
そして彼はそれを直すつもりはない。
でもそれについては免疫がある。
最近色んな国に行って色んな国の言葉の中で過ごしてきたからか、
言葉っていうのがその人の常識の中から出てきてるんだってことが感覚的にわかるようになった。
だから、
話を聞いていても、この常識を前提にして話してるんだなっていうのがわかる。
その人が発している言葉の本質がなにかを捉えて、それを自分が話す時にその人用の言葉に変換すると相手と言葉が通じるようになる。
野人さんの場合はその極みで、
例えば、彼はエネルギーという言葉が好きだ。
野生のヤギが食べるもの
と
人工的にヤギに干し草を与える場合で
内臓の味が違うっていうことを伝えると野人さんはいや、それはあんまり重要じゃないみたいな感じになって、
もし、あの時野生のヤギが食べる野生の草のエネルギーと干し草のエネルギーの違いで内臓の美味しさが違うっていう風にいうと彼は納得していただろう。
実に、めんどくさいおじさんなのだ。
しかし私はこの仕組みを彼から学び取る必要がある。
物事の本質がエネルギーの流れだとしても、この物質の世界に生きている以上はそのエネルギーを物質に落とし込むことで面白いことが起きている。
本質的な思考回路が身につけば、物質に落とし込むことがたやすくなるかもしれない。
私には今、農業に対する色んな知識が入っていて、彼がエネルギー的に説明した時にこのことを言っているんだなっていうのがリンクすることが多い。
なんとしても彼の本質に対する考え方を習得しなければ。
そして、エネルギーの流れを物質的に説明すると
こうこうなんだっていう自分の考えを発信したいな。
自分の畑欲しいなああ